笑顔と感動に出会う旅

糸魚川・高ノ峰




2020年11月22日 糸魚川・高ノ峰(高峰)577.5m&フォサマグナパーク




2020年9月にフォッサマグナミュージアムに訪れた時に、高峰577.5m「糸魚川のチバニアン」の岩石が展示室にあり、チバニアンの溶岩(安山岩)が分布している事、ハイキングコースとして地域の人が利用している山であることが分かりました。糸魚川のチバニアン時代は、現在の浦本周辺で火山活動によって高ノ峰(高峰)となりました地質時代表では、チバニアンは新生代第四紀更新世の中期(今から約77万年前〜12万6千年前)にあたります。浦本漁港・浦本海岸公園標高7mから浜風・波の音・磯の香りを感じながらチバニアン(千葉時代)と呼ばれる地質時代の山 高ノ峰(高峰)577.5m 滝見尾根から米山・佐渡島展望歩き、山頂から白馬岳・雨飾山・海谷駒ヶ岳・黒姫山展望を楽しみました。次回は5月20日頃春の花を求めて歩きたい!


行程

1989年浦本山の会野歩会の活動によって登山道が作られました。案内表示板は、高ノ峰 国土地理院地図は、高峰577.5m 安全な登山道を整備され、心地よく歩けました「浦本山の会野歩路」皆さんに感謝いたします。

糸魚川市間脇・浦本漁港、浦本海岸公園(トイレ)−久比枝「くびき」自転車道ー国道8号線ーえちごトキめき鉄道日本海ひすいラインガード道ー海岸寺ー石仏・踏切分岐ー登山口ー23鉄塔ー八方の坂ー展望台310m−ヘリポート472mー鉄塔ー滝見尾根ー高ノ峰(高峰)二等三角点 点名大峰 登山口から展望台まで60分 高ノ峰山頂まで130分 展望台から山頂まで70分


チバニアン(千葉時代)

2020年1月17日 国際地質化学連合が今から約77万年〜12万6千年前の地質時代をチバニアン(千葉時代)と呼ぶことに決定しました。千葉県市原市にある地層が国際標準模式地となります。市原市の地層が選ばれたのは、地層の年代の境界となる地磁気の逆転現象がよく記録されてるためです。地質時代表では、チバニアンは、新生代第四紀更新世の中期、カラブリアン(180〜77.3)後にチバニアン時代になります。国際標準模式地は、世界に1ヵ所だけであり認定されると金色の杭(ゴールデンスパイク)が露頭に打ち込まれます。日本にこの金色の杭が打ち込まれるのは、初めてです。地球が大きな磁石のように磁場を帯びてるため、コンパスの針は、北極側にN極、南極側S極が引き寄せられます。長い年月で見ると地球の磁場は、度々反転していることがわかっています。地層の中には、磁鉄鉱という鉱物が含まれているので、その磁鉄鉱の磁場を調べることで、過去の地球の磁場について調べることができます。山陰海岸ユネスコ世界ジオパークにある兵庫県豊岡市の玄武洞は、この地磁気の逆転現象が世界で初めて発見された場所として有名です。1929(昭和4)年に京都大学の松山基範博士が発見したので、地磁気逆転現象の時期(249万〜72万年前)を松山逆磁極期と呼んでいます。


 

高ノ峰(高峰)山頂からの展望




 

 浦本漁港・浦本海岸公園                                  海岸寺(若宮山海岸寺)真言宗豊山派



 

高ノ峰(高峰)577.5mから見た展望


 

 滝見尾根から見た 能生漁港・弁天岩                               米山・佐渡島眺望尾根歩き






天然記念物:日本列島を東西に分ける大断層「糸魚川市根知の糸魚川ー静岡構造線」

フォッサマグナパーク(糸魚川ー静岡構造線断層見学公園)


フォッサマグナは、ラテン語で「大きな溝」を意味している。日本列島がアジア大陸から離れる時にできた大地の裂け目と考えられる。日本列島の地質を東西に分ける巨大な断層があるユーラシアプレート(西)「変はんれい岩」古生代約4億年前 北アメリカプレート(東)「安山岩」新生代1600万年前の新しい岩石 何度も断層が動くことによって硬い岩石が壊され、断層の幅が広がっていきます。岩石が砕けてボロボロになった帯は、断層破砕帯(断層粘土)となっていきます。


フォッサマグナの境界

フォッサマグナの西側境界線 糸魚川ー静岡構造線、東側境界線 柏崎ー千葉構造線と新発田(しばた)ー小出(こいで)構造線の2つの断層がそれぞれ境界となっています。また深さは、6000m以上となります。

日本列島誕生

2000万年前、アジア大陸の東縁が裂けて日本列島が大陸から切り離された。約1600万年前に日本列島が裂けて大きな落ち込み帯(溝・フォッサマグナ)が出きた。その後海底では、海底火山活動がはじまり、大量の火山灰や溶岩が堆積しました海底はどんどん沈降を続け、周囲の山々が隆起した。陸地から運ばれた土砂が海に流れ厚い地層が形成された。日本列島も圧縮時代へと変わりフォッサマグナ(大きな溝)の地層も隆起をはじめて日本列島となった。フォッサマグナの地層を貫くマグマから妙高山・焼山・八ヶ岳・富士山など多くの火山が形成された

参考

天然記念物に指定された影響で、国道148号沿いの駐車場は、大変混雑しています。下根知農村公園の駐車場が便利です(根知谷入口ー踏切ー仁王堂橋ー左下根知農村公園・トイレ)


           

天然記念物に指定された 日本列島を東西に分ける大断層「糸魚川市根知の糸魚川ー静岡構造線」



                                                           

放射状の割れ目が観察できる巨大枕状溶岩

長径約12mの日本最大級の枕状溶岩は、落石防護トンネルとネットの関係で、全体の形が見えません

柱状節理の集合体で出来ていることがわかります


枕状溶岩


チューブ状(そば殻の枕を重ねた)の溶岩が積み重なった岩肌は、海底火山から流れ出た1400万年前の溶岩です。水中に流れた溶岩のみに現れる形状で、水中噴火の証拠です。玄武岩のように粘り気の小さい溶岩は水中で流れ出たときにチューブ状になり冷え固まりながら進んでいきます。それが海底火山の斜面の上に積み重なって出来たのです。

                                                       

海底火山の噴火によりできた枕状溶岩(玄武岩)


                                                       

下根知農村公園の近くにある仁王堂橋から見た駒ヶ岳・雨飾山




この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平24情使 第162号)

参考文献:糸魚川市フォッサマグナミュージアム掲示資料 糸魚川ジオパークガイドブック6 「糸魚川ー静岡構造線・塩の道(北部)ジオサイト フォッサマグナってなんだろう(フォッサマグナミュージアム) フォッサマグナパーク(糸魚川ー静岡構造線 断層見学公園) ジオパークいといがわ(新潟県) いといがわびより(糸魚川市観光協会)