笑顔と感動に出会う旅

令和3年砂防視察会





2021年10月19日 令和3年度友の会県営砂防視察会



10月12日雨で中止19日に変更されて実施されました。西ノ谷で新しく発見された県営砂防えん堤を訪ねる為、山道を4時間かけて伐採作業され、安心して歩くことが出来ました。福井学芸員さんや酒井総務課長さんが視察会の為に人力されたおかげです。
ありがとうございました


行程


立山カルデラ砂防博物館ー有峰林道ー折立ー西ノ谷堰堤登り口ー西ノ谷堰堤ー金山谷
山腹工ー立山温泉跡(休息・昼食)ー泥鰌池ー天涯の水ー白岩砂防堰堤ーインクライン跡ー   有峰林道ー立山カルデラ砂防博物館



 

西ノ谷堰堤


石と石の噛み合わせに細かい礫などを埋めて固定するというものです(空石「からいし」積み工法)
堤防に使われた石材や砂利は現地で採取されていた。


 



                 




 

金山谷山腹工



山腹工とは斜面の崩壊を防ぐために、柵や壁を設置して土砂の流失を抑え安定した山肌に戻す工事です。
高さが1m程度、延長が60〜130mで現在も土留工として利用されています。石積みは間知石(けんちいし)積みに近い石積みと切り出した石を雑多に割った雑割の石積みの2種類ある。



 




 

鳶山・大鳶崩れ・小鳶崩れ




 

泥鰌池




 

白岩砂防堰堤(国指定 重要文化財)




参考文献:立山カルデラガイドブック(立山カルデラ砂防博物館発行)・今も残る石積み堰堤「立山カルデラ富山県営砂防」企画展資料